リ・スキリング等教育訓練支援融資事業の画像

2025年10月開始!最大150万円の実質給付金制度を徹底解説

🎯 重要な制度変更!
2025年10月1日から、フリーランス・パート・アルバイト・長期離職者向けの新しい融資制度「リ・スキリング等教育訓練支援融資事業」がスタートします。最大150万円の実質給付を受けられる可能性があります。

制度の概要と対象者

リ・スキリング等教育訓練支援融資事業は、2025年10月1日からスタートする新しい制度です。この制度は「融資」という名前がついていますが、条件を満たせば最大150万円の返済免除を受けることができるため、うまく利用すれば実質的には給付金のような待遇を得られます。
対象者の条件
・雇用保険被保険者以外の方(会社員以外)
・過去に通算して3年以上就業経験がある
・18歳以上かつ融資開始時66歳未満
・最終返済時76歳未満
具体的な対象者
・フリーランスの方
・雇用保険に未加入のパート・アルバイト
・失業保険受給が終了した方
・長期間勤務していなかった方
注意事項
この制度を利用後は就職することが前提となっています。一時的に就職してスキルを身につけた後、再び独立するという活用が必要になります。(制度の変更があるかもしれないので要

融資内容と金額

融資上限額
  • 教育訓練費用:年間120万円
  • 生活費用:年間120万円(月10万円)
  • 最大2年間まで利用可能
融資条件
  • 年利2.0%(信用保証料0.5%含む)
  • 担保・保証人:不要
  • 収入要件:なし
  • 返済期間:最大10年間
⚠️ 年収制限について
年収200万円未満の方や離職者は最大1年間分の融資となります。また、後述する返済免除制度は年収500万円以上の方は対象外となる予定です。

返済免除制度(実質給付金の仕組み)

この制度の最大の特徴はインセンティブ措置による返済免除です。教育訓練を修了後、雇用保険被保険者として1年以上雇用が継続され、訓練前後で賃金が上昇した場合に返済の一部が免除されます。
返済免除の条件と金額
  • 5%UP
    賃金が5%上昇した場合
    残債務の30%免除(上限100万円)
  • 10%UP
    賃金が10%上昇した場合
    残債務の50%免除(上限150万円)
実質給付金の計算例
仮に300万円融資を受けた場合、賃金が10%上昇すれば150万円の返済が免除されるため、実質150万円の返済で済み、残りの150万円が給付金のような効果となります。
⚠️ 対象外となる場合
貸付時点で年収が500万円以上の方は、この返済免除制度の対象外となる予定です(当初は1000万円以上の予定でしたが、検討の結果500万円に変更されています)。

対象となる教育訓練

この制度では、職業訓練だけでなく幅広い教育訓練が対象となっています。
学校教育法に基づく教育機関
・大学、大学院
・短期大学
・高等専門学校
・専修学校
・各種学校
指定教育訓練
・教育訓練給付金の指定講座
・求職者支援訓練
・公共職業訓練
・実践的なスキルが身につく講座
特徴
職業訓練は基本的に授業料無料ですが、この制度では有料の教育訓練も幅広く選択できるため、より多様なスキルアップが可能になります。資格取得や実践的なスキルが身につくものが中心となります。

申請から返済までの流れ

制度利用の流れ
  • STEP1
    ハローワークで申し込み
    融資の申し込み手続きを行います
  • STEP2
    労働金庫で融資実行
    労働金庫から融資を受けます
  • STEP3
    教育訓練の受講
    選択した教育訓練を受講します
  • STEP4
    就職活動・就職
    訓練修了後1年以内に就職を目指します
  • STEP5
    返済開始・免除申請
    訓練修了1年後から返済開始。条件を満たせば免除申請

他制度との比較

従来の求職者支援資金融資や職業訓練受講給付金と比較して、この新制度は収入要件がなく、選択できる教育訓練の幅が大幅に広がっています。
従来制度の制約
・厳しい収入制限
・選択できる講座が限定的
・返済免除制度なし
・職業訓練中心
新制度の特徴
・収入要件なし
・幅広い教育訓練が選択可能
・返済免除制度あり
・大学等での学習も対象
🎯 まとめ
この制度は、国として衰退産業から成長産業への人材移動を促進したい意図が強く表れています。現在フリーランスの方でスキルアップや業種変更を考えている方、長期間働いていなかった方にとって、非常に有効な制度となる可能性があります。ただし、年収制限などの詳細は2025年10月の開始までに確定される予定です。

CATEGORIES

給付金